The Musium of Windows Consortium
Windows Consortium
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古川会長インタビュー(短) 【1990年】
敗れさった窓たち 【1990年】
Windowsコンソーシアムの誕生 【1990年】
Windows 3.0 前夜 【1990年】 
Windows 3.0の魅力 【1991年】 
Windows 3.0のインストール 【1991年】 
Windows 3.0の日本語処理 【1991年】
Windows Expo. '92 【1992年】
Windows Ready To Run【1993年】
Windows 3.1のインストール 【1993年】
Windows 3.1の日本語処理環境 【1993年】
Windows 95前夜 【1994年】
どう活用するWindows 95 【1995年】
Windows NTの開発環境 【1995年】
Windows NTの動向 【1995年】
インターネット・エクスプローラ 3.0 【1996年】
Windows Expo. '97 【1997年】
Windows98でパソコンは進化する 【1998年】
Windows 2000の概要 【1999年】
Windows Meへの感慨 【2000年】
Windows XPの概要 【2001年】
Windows XPの魅力 【2001年】
古川会長インタビュー(長) 【1990年】



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Windowsの歴史を紐解く過去の記事 【1993年5月】

田中亘


■Windows 3.1のインストール



発売間近のWindows 3.1の製品を手にする加藤浩一氏

Windows 3.1は、1993年5月18日に出荷された。秋葉原の大型コンピュータ店では、発売初日に、約900本を売り尽くしたという話もある。その前の週には、日本電気のWindows 3.1が出荷され、一週間でWindows 3.0の一年分を売り尽くしたとも言われる。
昔も今も、新しいWindowsは新規のインストールであれば、ほとんどトラブルなくパソコンに導入できた。しかし、当時もWindows 3.0をインストールしていたパソコンへの重ね書きには、注意が必要だった。
例えば、Windows 3.1は、インストールする先のディレクトリに古いwin386.exeがあると、Windowsの起動時にエラーメッセージを表示した。なぜなら、Windows 3.1のwin386.exeが、systemディレクトリにインストールされるようになったからだ。この問題の回避方法はとても簡単で、windowsディレクトリの方にあるwin386.exeを削除すればよかった。


A>del \windows\win386.exe


この他にも、DOS/V用のWindows 3.1をインストールすると、作業の途中でMS-DOSに戻ることもあった。Windows 3.1のインストールが、MS-DOS上でファイルのコピーを完了して、Windowsを起動しようとする直前で、起きる可能性が多く、「カスタムセットアップ」でディスプレイ解像度を指定することが原因と考えられていた。
ちなみに、当時のWindows 3.1が利用したハードディスクは約25MB。隠しファイルのスワップファイルが約15MB。今から考えると、信じられないくらいコンパクトなOSだった。


(著者:田中亘 wataru@yunto.co.jp)







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